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殺人ダコ?? ヒョウモンダコが若狭湾で捕獲 猛毒です [ニュース]

危険なタコ ヒョウモンダコが若狭湾で捕獲されました。

<殺人ダコ>危ない! ただいま日本海、北上中【毎日新聞】

殺人ダコという名前ではないけどね。すごい名前つけますね。

去年の夏、鳥取でも捕獲されたことがニュースになりました。

体長10センチくらいの小さなタコですが、咬まれると猛毒です。

絶対に素手で触ってはいけません。

通常はこんな姿です。

1ヒョウモンダコ.jpg

威嚇するときは、青いフチのヒョウモンがくっきりと浮かびます。

この状態は危険です。

ヒョウモンダコ2.jpg

英名は Blue-ringed octopus  ブルー リング オクトパス です

ヒョウモンダコってどこから来たの

沖縄の方やダイビングをされる方は、すでに知っていると思います。

沖縄県警のHPより

このタコは南のタコです。サンゴ礁があるような暖かい海にもともと生息しています。

沖縄では、ビーチの岩の下に結構いるので、みなさん学習して知っています。

他にも、スベスベマンジュウガニ(変な名前!)とかアンボイナとか…。

ヒョウモンダコの吸盤は小さくて弱々しく、「スミ」を蓄える墨汁嚢も退化しています。

泳ぎは不得意で、移動は海底をゆっくり這うことも多いそうです。

沖縄本島だけではなく八重山、宮古、伊豆大島にも生息しています。

今までは、本州で黒潮のあたる太平洋沿岸で捕獲例がときどきありました。

が、最近はどんどん北上しているみたいです。温暖化で海水温も上昇していますから。

日本海で捕獲のニュースも、一度や二度ではなくなりました。

ヒョウモンダコの毒はフグと同じテトロドトキシン

ヒョウモンダコは、特に攻撃的ではありませんが、つかまえようとして事故がおきているようです。

特に子供がうっかりさわらないように注意が必要です。

ヒョウモンダコの唾液には強力な神経毒であるテトロドトキシンが含まれています。

ヒョウモンダコは、身の危険を感じるとこの唾液を吐いたり、または痛みなしに噛み付いて注入します。

フグと同じ毒のテトロドトキシンは解毒剤がなく、呼吸困難に繋がる麻痺を引き起こします。

そこから、呼吸困難による酸素不足が生じ死に至ります。

子供は体が小さいために非常に危険です。

ヒョウモンダコに噛まれたときの応急処置は、心臓マッサージと人工呼吸

神経毒で、自力で呼吸できなくなります。

なので、応急処置は傷口を押さえ、CPR(心臓マッサージ、人工呼吸)を行います。

早ければ救命率はあがります。

絶対に傷口から毒を口で吸い出そうとしてはいけません。

絞りだすのはいいですが、自分の体内に入らないようにしてください。

優先順位は、呼吸が上位です。

病院での治療は、毒が体から排出されるまで酸素マスクをつけます。

一般的には噛まれてから24時間が経過すれば回復に向かうとされています。

<参考文献について>

野外では、生物に限らず、「知らないこと」が最も危ないんです。

勉強してから、フィールドに出ましょう。

私は、この本で勉強してから西表シーカヤックに行きました。

日本全土では、この本です。



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